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↑女の子を助けると面クリア
タイトル テセウス
発 売 アスキー(1984年)
内 容 半無重力アクション

これはとにかく不思議な魅力を持ったゲームだ。
ルールはいたってシンプル。迷路内で指輪と鍵をとって女の子を助けるだけ。 迷路といっても迷うようなものではなく、横視点なのでぴょんぴょんとジャンプして移動するのだが、そのジャンプというかゲーム内の空気が独特のゆるやかな浮遊感を持っており、それがこのゲームの魅力であり、ゲーム性そのものなっている。
←女の子を助けるには鍵と指輪が必要。

もう少し詳しく説明すると、ゲーム内には緩やかな重力があるのだが(通常のゲームに例えるとスーパーマリオの半分くらいの重力かな?)、主人公がジャンプした場合、ジャンプボタン(もしくはキー)を押しつづけている限り上昇していくことが出来る。 そして、天井にぶつかるかボタンを離すとその時点からゆっくりと落ちていく。ジャンプ中は左右に自由に動こととが出来、もちろん地面の上でも左右に動ける。

この上昇しつづけるジャンプにより自在に迷路内を動き回ることが可能になる。敵や赤い毒の水を避け、壁を開閉させたりアイテムを取りながら面をクリアしていく。
操作自体には若干の慣れが必要なものの難しいことは何もなく、浮遊感と自由に動き回れることがとても気持ちいい。先にも言ったようにこの浮遊感がこのゲームそのものだ。

独自のアイデアとゲーム性、加えてMSXらしくないスムーズなスクロールを実現しており、誰もが楽しめる秀逸なゲームといえる。




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