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↑コナミらしいこんな面もある。
タイトル ピポルス
発 売 コナミ(1985年)
内 容 メルヘン迷子シューティング

一見、可愛いキャラクターとメルヘンチックな世界で、(レトロゲームサイトでこう言うのもおかしいが) いかにも古き良き時代のゲームといったところだが、これが意外と難しい強制縦スクロールのシューティングゲーム。

シューティングゲームといってもプレイ感覚はちょっと変わっている。
基本的に縦の5本のライン(道)上で移動&敵を攻撃するようになっており、横移動する時は隣のラインへぴょんと飛び跳ねる。
敵キャラクターは上下両方から出現し、道のとおりに移動するタイプ、障害物を飛び越えてくるタイプ、障害物をまったく無視して自由に飛んで来るタイプの3タイプがいる。
主人公は障害物を(アイテム無しでは)越えられないので、この3タイプの敵の移動パターンを予測し、自分の位置を確保しながら進んでいくことになる。これが、他の自由に動けるシューティングゲームには無い独特な感覚をつくっていて面白い。
←迷子でもにこやかな主人公ピポルスくん。

また、ゲームの目的はネバーランド(マイケルジャクソン宅ではない!)へ水晶を取りに行くというものなのだが、各面クリア後に左右のルート分岐があり、前の面に戻って遠回りになったりして、ちょうど森の中をさまよっているような感じになる。

コナミの初期のゲームには、斬新なアイデアというわけではなくても、こういったいくつかの要素を組み合わせて、プレイヤーを飽きさせない工夫がなされているものが多い。
このゲームもいろんなルートや攻略方法があり、可愛らしいメルヘンな世界観とあいまって思わず何度も遊びたくなる良作だ。スムーズなスクロールもいい感じ。


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