MSX1 GAMES LAB | |
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![]() ![]() ↑これを取ると1面クリア。 |
「賢者の石」といえばハリーポッターじゃなくてカシオ! カシオのゲームと言えば投げやりな内容とチープさが特徴ながら、操作性やサウンドは良かったりで時折「あれ?傑作?」と呼びたくなるようなソフトがある。 次世代機、次々世代機、次々々…といった調子で進歩してしまった現在では、かえってレトロな魅力満載の味わい深いメーカーという印象で、隠れファンも多いようだ。 この「賢者の石」もその「傑作かも?」というソフトひとつで、一見しても気付く人は居ると思うけどファミコンの名作「ゼルダの伝説」、とくにその迷宮部分にインスパイア(?)されたと思われる内容になっている。調べてみると「ゼルダの伝説」の発売は同年(1986年)の2月、カシオのなかなかに軽いフットワークがかいま見える。間違っても「これゼルダの元ネタなんだぜ」とか言ってはいけません。 ストーリーは次元の歪みに迷い込んだ主人公レオンを操作し、「賢者の石」を見つけて迷宮から脱出するという冒険モノ。ゼルダの伝説同様のTOPビュー画面切り替え式のアクションRPG。
他のカシオゲーム同様に操作性が良く、非常に軽快なサウンド、どことなくエジプト風味な世界観、画面切り替え時のちょっとした演出など光る部分が多くあり、テンポ良く遊べる。流石にゼルダほどの奥深さ・熱中度はなく、ゲームとしての詰めの甘さを感じるものの、手軽に遊べるほどほどなスケール感がいい。 全体としては難易度の易しいコンパクトなゲームではあるが、主人公の成長要素やアイテムを買える(クリスタルと交換)部屋、当時のゲームらしいノーヒントの隠し通路などの謎要素もあって、意外と油断のならないゲーム性も兼ね備えている。 |
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