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↑この星の地形は複雑怪奇。
タイトル アラモ
発 売 ザインソフト(1986年)
内 容 斜め見下ろし型立体ロールプレイング

とっつき易いとはとても言えないが、やり出すとハマれる斜め見下ろし型視点の変わり種RPG。発売メーカーは、たまに面白いソフトを出すといった感じの会社ザインソフト。(えーっと、要するに…)

まず画面を見て欲しい。この斜め見下ろし視点と無機質な世界観。もうこの見た目だけでちょっと心ひかれる人もいるのではないか。とりあえずどんなゲームか興味がわくと思う。

見知らぬ惑星に宇宙船が不時着。たったひとりで惑星を探索し脱出するのがゲームの目的。とにかくほっぽリ出された感じであちこち歩き回ることになるが、この味気ない惑星を地道に探索するのを楽しく感じられるか否かが、このゲームを続けられるかどうかの分かれ道だ。

←孤独だがどこかユーモラスな主人公の姿。
なにか思いつきで作られたような感じにも見えるが、ゲーム自体はしっかりとしたRPGになっている。
経験値をためてレベルを上げると強さ(攻撃力)があがるので、まずは無理をせずザコ敵を倒してレベルを上げつつアイテムを集めることになる…といってもこのゲームには宿屋もないし体力回復の泉みたいなものもない。ハイドライドのように放っておけば徐々に体力が回復する仕組みになっていて、結構行き当たりばったりで歩き回ることも出来る。
多少馴れは必要だが操作性はよく、さくさく歩くのが気持ちいい。レベル上げも比較的簡単になっている。

レベルがそこそこ上がり行動範囲が広がってくると、この世界がどういうふうにになっているか好奇心がでてくる。非常に大変だがMAPを作ってみたくなる。 この探索したくなる好奇心がこのゲームの醍醐味だ。アイテムやイベントで無愛想な世界が徐々に変化を遂げ、全貌をあらわす感覚はなかなか新鮮。
肌の合う人にとっては名作RPGとなるかも知れない印象的なゲームだ。




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